20260926テオピロー御言葉による変化(ルカ1:1-4)

20260926土曜祈祷会

聖書:ルカ1:1-4

題目:テオピロー御言葉による変化

賛美:283

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会

「わたしたちの間に成就された出来事を、最初から親しく見た人々であって、 御言に仕えた人々が伝えたとおり物語に書き連ねようと、多くの人が手を着けましたが、 テオピロ閣下よ、わたしもすべての事を初めから詳しく調べていますので、ここに、それを順序正しく書きつづって、閣下に献じることにしました。 すでにお聞きになっている事が確実であることを、これによって十分に知っていただきたいためであります。」

‭‭ルカによる福音書‬ ‭1‬:‭1‬-‭4‬ 口語訳‬

1。テオピロとは

 「テオピロ」とは、神を意味する「テオス」と、友を意味する「フィロス」という言葉からなる造語です。合わせて「神の友」という意味です。これは個人名ではなく、特定の人物を称号で呼んでいると考えられます。ルカによる福音書1:3で、ルカは「閣下」と呼んでいますが、これはローマの支配的立場の人に与えられる呼び名です。多神教国家のローマですが、支配階級には皇帝崇拝が求められていました。つまりテオピロは公に信仰を表すことが難しい立場にあったと考えられます。だからルカは実名を伏せて「テオピロ」という名を用いました。

 ルカが、ルカによる福音書を書いて送ったのは、テオピロが学んだイエスの教えについて、本当であることを確認させるためでした。そして続けて、使徒の働きを書いて送ったのは、イエスキリストの働きがどのように広がっていったのかを伝えるためです。ここで注目したいのは、使徒の働き1:1で、テオピロを「テオピロ閣下」ではなく、「テオピロ」と呼ぶようになったことです。これはテオピロがただの求道者から、イエスを信じる兄弟へと変えられた事を意味します。

2。テオピロに起きた変化

 テオピロが変えられたのはなぜでしょうか?それはルカによる福音書を通して、神様の言葉を聞き、イエスキリストをただ聞いて知っただけではなく、これは本当だという事を十分に知ったからです(ルカ1:4)。つまり、知識としてのキリストを信じるところから、確信をもってキリストを信じるようになったのです。そして、「テオピロ閣下」から「テオピロ」に変わったのは、その知識が生活に溶け込んだ証拠になります。これは、たとえば、シチューのレシピを聞いて作り方を知っている状態から、シチューを誰かが作ったのを見て確かにレシピ通りに作ればできると確実性を知っている状態になり、そして実際に自分自身でシチューを作ることができた状態に変わっていくことに似ています。つまり、知るというのは、頭の中に情報を入れることではなく、実際に自分のものとして確信するところまで進む事です。テオピロに起きた変化はこれです。

3。私たちに起きるべき変化

 私たちもテオピロのように変えられるためにはどうすればいいでしょうか?ただ聖書の知識を蓄えるだけでは足りません。牧師や教会の人々が実際にどのように生きているのかを学び、実践する必要があります。御言葉を実践することで私たちの人生に変化が起こるようになるのです。

 それでは何をまず実践すればいいでしょうか?今回はテオピロの信仰の先輩ルカに学んでみましょう。ルカは多くの人々がイエスの物語を書いたが、自分が自分が調べ直して書いたと言っています。ポイントは「調べる」事です。聞いた話をそのまま鵜呑みにするのではなく、聖書を調べて御言葉に照らし合わせて考えるのです。たとえば、説教を聞いて終わるのではなく、事前に聖句を読んでから説教を聞き、その後もう一度聖書を読み直せば、御言葉をさらに深く知ることができます。学校の勉強を考えてもらえば分かりやすいです。授業を聞いて終わるのではなく、予習と復習をすれば勉強の質がグッと上がります。

4。まとめ

 テオピロは公にする信仰を持ち合わせてはいませんでしたが、御言葉によってその生き方が変えられました。御言葉は覚えるだけでも力になりますが、実践する時にその力を十分に発揮します。テオピロのように、御言葉を実践する事で、人生が変えられるよう、皆様を祝福します。

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