20260829バラバー釈放された罪人(マルコ15:15)

20260829土曜祈祷会

聖書:マルコ15:15

題目:バラバー釈放された罪人

賛美:257

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会

1。イエス・バラバとは?

 バラバとはどのような人物だったのでしょうか。マルコ15章7節には、「暴動のとき人殺しをして、投獄されていた者たちの中に、バラバという者がいた。」とあります。またヨハネ18章40節では、バラバを「強盗」と呼んでいます。つまりバラバは、単なる小さな犯罪者ではありません。暴動に関わり、殺人を犯し、投獄されていた人物です。当時、ローマ帝国に対する反乱に関係していた可能性もあります。また、マタイ27章には、写本によって「イエス・バラバ」という名前が出てきます。「バラバ」は「父の子」という意味です。ですから、もし「イエス・バラバ」という読みを採用すると、「イエスという名のバラバ」ということになります。

 一方、私たちが知っているもう一人のイエスは、イエス・キリストです。ここに非常に不思議な対比があります。罪人イエス・バラバと、罪のないイエス・キリスト。人を殺したバラバと、いのちを与えるキリスト。反逆者バラバと、神に従うキリスト。本来、二人が同じ場所に立つこと自体が不思議なのです。

2。本文解説――バラバが釈放され、キリストの死刑が決まった

 マルコ15章15節を見ます。「それで、ピラトは群衆を満足させようと思い、バラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。」ここに恐ろしい交換が起こっています。ピラトはイエスに大きな罪がないことを知っていました。そして過越祭には、囚人を一人釈放する慣習がありました。そこでピラトは、「イエスを釈放するか、それともバラバを釈放するか」と群衆に選ばせます。普通に考えれば、答えは明らかです。人を殺したバラバではなく、罪のないイエスを釈放するはずです。ところが群衆は、「バラバを!」と叫びました。そして、「イエスを十字架につけろ!」と要求したのです。

 その結果、バラバは自由になり、イエスは十字架に向かいました。ここでマルコ15章15節を見ると、「バラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。」とあります。イエスはむち打たれました。そして茨の冠をかぶせられ、紫の衣を着せられ、兵士たちから侮辱され、打たれました。そして最後には十字架につけられます。一方、バラバは自由になりました。これは、なんと不思議な出来事でしょうか。

3。適用――私たちはバラバである

 ここで、この話を単なる昔の出来事として終わらせてはいけません。バラバは私たちです。バラバは、「私は罪がありません」とは言えませんでした。彼は有罪でした。本来なら、自分自身が裁きを受けるべき人でした。ところが、自分の代わりに別の人が死んだ。そのために、自分は自由になった。これがバラバです。

 そして私たちも同じです。私たちは自分の罪を、自分の力で取り除くことができません。本来なら、自分自身が罪の結果を受けなければなりません。ところが、イエス・キリストが私たちの代わりに十字架にかかってくださいました。だから私たちは赦されました。解放されました。救われました。これは、私たちが何か良いことをしたからではありません。バラバが自分で自分を救ったのではないように、私たちも自分で自分を救ったのではありません。キリストが私たちの代わりに死んでくださったのです。だから救いとは、「ありえないほどの恩赦」なのです。

 では、解放されたバラバは、その後どうしたのでしょうか?ここは聖書には書かれていません。バラバがその後、何をしたのか。悔い改めたのか。イエスを信じたのか。再び犯罪をしたのか。どこで生活したのか。聖書には記録されていません。しかし、ここで私たちは一つのことを考えさせられます。「もし私がバラバだったら、その後どう生きるだろうか。」自分の代わりにイエスが死んでくださった。自分は解放された。では、その自由を何のために使うのか。以前と同じ人生を生きるのか。それとも、「私の代わりに死んでくださった方のために生きる」のか。ここに私たちの信仰があります。

4。まとめ

 バラバは、罪を犯した有罪の人でした。しかし、彼の代わりにイエス・キリストが十字架につけられました。バラバは自由になり、キリストは死なれました。実は、私たちもバラバと同じように、罪の中にいた者です。キリストが私たちの代わりに死んでくださったから、私たちは赦され、解放されました。だから私たちは、救われた者として、今度はキリストのために生きることが求められているのではないでしょうか?皆さんはどのように生きていきますか?バラバのままで生きていきますか?キリストのために生きていきますか?

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