20260524偶像を捨てるところから始めよう(エゼキエル14:6-8)📺
20260524韓国語礼拝
聖書:エゼキエル14:6-8
題目:偶像を捨てるところから始めよう
賛美:190、191
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
「それゆえイスラエルの家に言え、主なる神はこう言われる、あなたがたは悔いて、あなたがたの偶像を捨てよ。あなたがたの顔を、そのすべての憎むべきものからそむけよ。 イスラエルの家の者およびイスラエルに宿る外国人のだれでも、わたしから離れ、その心に偶像を持ち、その顔の前に罪に落しいれるところのつまずきを置きながら、預言者に来て、心のままにわたしに求めるときは、主であるわたしは、みずからこれに答をする。 わたしはわたしの顔を、その人に向け、彼を、しるし、およびことわざとなし、これをわが民のうちから断ち滅ぼす。その時、あなたがたはわたしが主であることを知るようになる。」
エゼキエル書 14:6-8 口語訳
1。ピノキオの冒険(1881)
①イタリア児童文学作家カルロ・コッローディ(1826-1890)が児童雑誌に連載
❶あるおじいさんがピノキオという木の人形を作った。
⑴しかし、ピノキオの関心は自分が楽しむことばかりで、学校へ行かない。
⑵おじいさんを喜ばせることなど頭にない。
❷ある日おもちゃの国へ出かけた。勉強も仕事もなく、一日中自由に遊べる場所。
⑴しかし、楽しいことだけを求めた子供たちは次第にロバに変えられてしまった。
⑵自由を求めたはずが、いつの間にか奴隷のような存在になってしまった。
⑶偶像というのはいつも、幸せを約束するが、最後には人を縛る。
❸ピノキオは売られ、傷つき、ついには海に捨てられてしまう。
⑴しかし、元の人形の形に戻り、巨大魚の中でおじいさんと再開する。
⑵その時、ピノキオは初めて気づいた。自分はずっと好き勝手に生きてきた。
⑶それでもおじいさんは自分を捜し続け、愛し続けてくれていたのだ、と。
❹ピノキオの人生が変わった。
⑴以前は「自分が何をしたいか」が人生の中心だった。
⑵しかし今は「おじいさんのために何ができるか」を考えるようになった。
⑶危険の中でもおじいさんを助け、支え、守ろうとした。
⑷そして最後に、ピノキオは本当の人間の子どもになった。
②イタリア統一(1861年)の時代背景
❶かつてイタリア人はイタリア半島に住んでいても、バラバラの国に所属していた。
⑴サルデーニャ王国、シチリア王国、トスカーナ大公国、教皇領、オーストリア帝国
⑵「イタリア人は一つの国になるべきだ」という運動で統一国家が誕生したばかり。
⑶そして1866年にはヴェネツィア、1870年にはローマを獲得。
❷国づくりの真っ最中で、国民教育が重要視された時代
⑴貧困家庭が多く、学校へ行けない子供が多い。教育が社会問題になっている時代。
⑵だから作中で、勉強すること、働くこと、正直になること、親を敬うことを強調。
⑶中心には、「自分勝手な生き方から、正しい生き方への転換」というテーマがある。
③私たちが学ぶこと
❶ピノキオは自分を作ったおじいさんの愛を知らなかった。
⑴だから、自分がいつも中心にあり、楽しいことが偶像になっていた。
⑵しかしそれらが人生の目的になる時、それは偶像になる。
⑶そして、偶像は、最初は自由を与えるが、いつの間にか縛るものになっている。
❷ピノキオは苦難の中でおじいさんの愛を知った。
⑴だから、自分中心の思いから、おじいさん中心の思いに変わった。
⑵おじいさんとの関係が回復し、人生の目的が変わり、自由を得ることができた。
⑶そして、精霊の力でおじいさんを助けることのできる人間に生まれ変わった。
❸ピノキオがロバになった原因、人間になった理由
⑴父の愛を知らず、偶像を作り、偶像に支配された人生を選んだからロバになった。
⑵父の愛を知り、偶像を取り除き、父のもとにいる人生を選んだから人間になった。
⑶私たちも神様の愛を知り、悔い改めた生き方をすると、聖霊を与えてくれる。
2。本文解説
①6節「悔い改め、偶像を離れ、そのすべての憎むべきものから顔をそむけよ。」
❶長老達の質問に答えない神様
⑴イスラエルの長老たちが神の言葉を求めてエゼキエルに来ていた。
⑵しかし、神様は答えを与えなかった。
⑶彼らが「神の御心が分からない」のではなく「神に従う気がない」から。
❷悔い改めを求めた
⑴原文の「悔いて」は「向きを変える」「方向転換する」と言う意味。
⑵反省や後悔を求めておらず、人生の向きを神へ変えることを求めている。
⑶偶像を捨てることがまず最初だと教えている。
②7節「心の中に偶像を置いたまま…私に求めるなら」
❶偶像は心の中にも置ける
⑴偶像は目に見える像が全てではない。
⑵神様以外が人生の最終目的になる時、それは偶像になる。
⑶お金、地位、名誉、学歴、大きな家、高級車、美味しい食べ物など。
❸偶像がある状態で、神様に願い事をすべきではない。
⑴神様の栄光を妨げる偶像のために、神様が願いを聞く理由はない。
⑵浮気相手のために妻に何かをお願いする旦那がいたらどうするか?
⑶まず浮気相手との関係を清算してからの話になる。
③8節「わが民の内から断ち滅ぼす。その時、あなたがたは私が主であることを知る。」
❶偶像礼拝は重大な罪
⑴偶像礼拝は単なる宗教的失敗ではない。神との契約を破る行為。
⑵結婚記念日を忘れたことと、浮気しながら離婚したくない、くらい違う。
⑶無罪にすることはできない。
❷裁きを受けることは避けられない。
⑴14節「たとえノア、ダニエル、ヨブがいても救えない」
⑵いくら子供のため、誰かのためでも、関係を清算する必要がある。
⑶救いは個人的な問題。親や教会や誰かのせいにできない。
❸しかし、裁きを受け、罪を償うことで、やり直しができる。
⑴「主であることを知るようになる」というのは主を主として認めること。
⑵裁きは、正しい関係を回復するため。
⑶神様は長老たちを見捨てたのではなく、やり直すために罪を暴いている。
3。適用
① 私たちに足りないのは祝福ではなく従順である。
❶ 神様は、私たちが偶像に気づき、偶像を捨てることを待っている。
⑴私たち「神様の御心が分からない」「語ってくれない」「導きが見えない」
⑵しかし、私たちの人生の問題は、神様が与えるものが足りないからではない。
⑶私たちの従順できない態度にある。神様は必要なものを与えている。
❷従順を奪う偶像に気づき、その偶像を捨てるために、試練がある。
⑴人は強くて、自信に溢れ、なんでもできると考えている時は、過ちに気づかない。
⑵浮気旦那が悔い改めて戻ってくるのは、いつ?持っているものを失った時。
⑶私たちが苦難で、弱くなり、自信がなくなるとき、それは良い機会である。
❸偶像を取り除くための試練は、神の愛である。
⑴最初は「どうせ私が悪いんでしょ!」「なぜ人にバラすの!」と怒りが込み上げる。
⑵しかし、心の奥底が表に現れ、自分の不従順な心を知る良い機会となる。
⑶偶像が取り除かれた時、私たちは神様の愛を見ることができるようになる。
②だから神様は、答えるより、まず悔い改めを求める。
❶まず偶像を先に取り除くのが神様のやり方である。
⑴私達はまず「神様の恵みをください」「聖霊をください」「祝福をください」という。
⑵しかし、神様の方法は、何かを入れて偶像を押し出すことではない。
⑶偶像化した自分のやり方を捨てることが、従順の器になるための入り口になる。
❷偶像がある状態で祝福を与えない理由がある。
⑴ギャンブルする人が、更生せずに大金を手に入れると、さらに悪化する。
⑵考え自体が先に変わらなければ、祝福が意味がないどころか毒にさえなる。
⑶悔い改めることで、祝福を受けるに相応しい器になる。
❸何かを得ようとするのではなく、何を手放すかを考えよう。
⑴人生の苦しさは、何かが足りないからではなく、偶像を握りしめているから。
⑵「神様、次に何をしたらよいですか」「祝福を与えてください」ではない。
⑶「神様、従えないようにしている偶像を教えて下さい」「手放す勇気をください」。
③神様が私たちに与えたい祝福は、聖霊である。
❶ 神様の目的は問題解決ではなく、神と共に生きる人を造ることである。
⑴私たちは「問題が解決したら幸せになれる」と考える。
⑵しかし神様は、問題の解決以上に、神と共に歩む人生を与えようとされる。
⑶そのために与えられる最大の贈り物が聖霊である。
❷ 聖霊は私たちを従順へと変えてくださる。
⑴人は自分の力で神様に従おうとしても限界がある。
⑵ペテロも自信に満ちていたが、自分の力では主を否認した。
⑶しかし聖霊を受けた後は、人を恐れず主を証しする者へ変えられた。
⑷神様は命令だけを与える方ではなく、従う力も与えてくださる方である。
❸ 聖霊は神の愛を確信させてくださる。
⑴私たちは状況によって神の愛を判断してしまう。「神様は見捨てたのではないか」
⑵しかし聖霊は、神の子とされた確信を与えてくださる。
⑶だから状況が変わらなくても、神様の愛の中に留まることができる。
⑷神様が与えたい最高の祝福は、神ご自身を知り、神と共に歩む人生なのである。
4。まとめ
①「祝福して下さい」ではなく「私の心の偶像を示して下さい」と祈りましょう。
❶エゼキエル時代の長老達は、心に偶像を抱えながら神様に答えを求めた。
❷神様はその心を見抜き、「悔い改めて偶像を捨てよ」と命じた。
❸私たちがすべきことは、何かを手に入れること以上に、偶像を見つけて捨てること。
❹そうすれば、神様の愛も、従順への道も見えてくる。
❺そして神様の愛に留まり、従順し続けるための聖霊が与えられる。
②偶像を捨て、キリストを人生の主人とする時、神様は聖霊によって私たちを新しくしてくださることを信じて下さい。

