20260527エリフの主張(ヨブ36:15)📺

20260527水曜礼拝

聖書:ヨブ36:15

題目:エリフの主張

賛美:176、180

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会

「神は苦しむ者をその苦しみによって救い、 彼らの耳を逆境によって開かれる。」

‭‭ヨブ記‬ ‭36‬:‭15‬ 口語訳‬

1。エリフ

①エリフの出生(32章)

 ❶ラム族ブズ人:アラムの短縮系?アブラハムの兄弟ナホルの二番目の子がブズ。

 ❷バラケルの子:バラケルは神は祝福されるという意味。

 ❸エリフとは「彼は神である」「彼は私の神である」という意味。

②3人と違うところ(33章)

 ❶苦しみを単純な罰とは考えていない。苦しみを訓練と考えている。

 ❷神様は、人を滅ぼしたいのではなく、高慢から引き戻し、魂を救いたい。

 ❸完全ではないが、3人よりもさらに真実に近い人物。

2。ヨブへの反論

①神は沈黙していない(33章)

 ❶3人がヨブに反論できなくなったところで、怒りを覚えた

 ❷ヨブは神様が沈黙しているというが、色々な方法で語っている。

 ❸夢や幻、痛みや病、仲介者を通して回復に導く。

「神は、むかしは、預言者たちにより、いろいろな時に、いろいろな方法で、先祖たちに語られたが、 この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである。神は御子を万物の相続者と定め、また、御子によって、もろもろの世界を造られた。」

‭‭ヘブル人への手紙‬ ‭1‬:‭1‬-‭2‬ 口語訳‬

②神は絶対に不正をしない(34章)

 ❶ヨブ「私は正しいのに、神様が私を曲げられる」「神様は変わってしまった」

 ❷ヨブの姿勢は、神の義を疑っていることになる。神に対して高慢である。

 ❸エリフは、神の性質が義そのものなので、悪を行うことは絶対にない。

「断じてそうではない。あらゆる人を偽り者としても、神を真実なものとすべきである。それは、 「あなたが言葉を述べるときは、義とせられ、 あなたがさばきを受けるとき、勝利を得るため」 と書いてあるとおりである。」

‭‭ローマ人への手紙‬ ‭3‬:‭4‬ 口語訳‬

③神は人間に依存していない(35章)

 ❶人が罪を犯して生きても、正しく生きても、神には被害も益もない。

 ❷祈りが答えられないというが、苦痛から逃げたいだけではないか?

 ❸正しさを主張するのではなく、神様を待つべきである。

「また、何か不足でもしておるかのように、人の手によって仕えられる必要もない。神は、すべての人々に命と息と万物とを与え、」

‭‭使徒行伝‬ ‭17‬:‭25‬ 口語訳‬

3。エリフの主張

①「神は苦しむ者をその苦しみによって救い」

 ❶苦しみは単なる罰ではなく、むしろ救いのためにある。

  ⑴ヨブは苦しみを終わらせたい、苦しみから救われたい思いがあった。

  ⑵3人の友人は苦しみを罪の結果であり、神の義の結果であると考えた。

  ⑶エリフは、むしろ苦しみによって、本当に救われると主張している。

 ❷聖書の人物達

  ⑴放蕩息子は飢えと貧しさの中で父を思い出した。

  ⑵ペテロは失敗と涙を通して謙遜を学んだ。

  ⑶パウロは肉体のとげを通して神の恵みに頼ることを学んだ。

 ❸神様は苦しみをも道具として用いる。

  ⑴苦しみを愛しているわけではなく、無意味な物として放置しているわけでもない。

  ⑵苦しみを通して、心の中にある高慢や罪を示し、その心を砕く。

  ⑶それは、神に立ち返らせ、魂を救うため。

②「彼らの耳を逆境によって開かれる」

 ❶苦しみは、神の声に耳を傾けるためのもの

  ⑴人は順調な時、自分の力や知恵に頼りやすく、神の声を聞こうとしない。

  ⑵しかし、苦しみは、自分の限界を知り、神様に耳を傾けさせる。

  ⑶それだけでなく、苦しみを通して、神の言葉に従う心が与えられる。

 ❷「なぜ?」と神様に問い続けたヨブ

  ⑴その過程で、神様についての理解が以前よりも深められた。

  ⑵そして、心の準備ができた時に、神様が現れ、語りかけることになる。

「わたしはあなたの事を耳で聞いていましたが、 今はわたしの目であなたを拝見いたします。」

‭‭ヨブ記‬ ‭42‬:‭5‬ 口語訳‬

  ⑶単に目で見たという事実ではなく、神様への理解が深まった事を表している。

 ❸耳を開くことで、神様との人格的な交わりを持つ事ができる

  ⑴ヨブの様にどれだけ罪を犯さずに生きてきたかが重要ではない。
   ※罪を犯して構わない、とは言っていない。

  ⑵どれだけ大きな成果をあげたかが重要ではない。

   ※成果を気にしてはいけない、とは言っていない

  ⑶どれだけ神様と人格的な交わりをしてきたかが重要。

   ※救いとは、天国に行くことではなく、神様との関係が回復した事を意味する。

4。適用

①「なぜですか」だけではなく、「神様は何をされようとしておられますか」と尋ねよう。

 ❶私たちは苦しみに会うと、早く終わることばかりを願う。

 ❷しかし神様は、その苦しみを通して私たちの耳を開こうとしているのかも知れない。

 ❸苦しみから逃れることだけでなく、神様の御心を求める者となろう。

「わたしの兄弟たちよ。あなたがたが、いろいろな試錬に会った場合、それをむしろ非常に喜ばしいことと思いなさい。 あなたがたの知っているとおり、信仰がためされることによって、忍耐が生み出されるからである。」

‭‭ヤコブの手紙‬ ‭1‬:‭2‬-‭3‬ 口語訳‬

②大切なのは神様との人格的な交わり

 ❶神様は私たちの成果や能力だけをご覧になるのではない。

 ❷どれだけ奉仕したか、どれだけ成功したか以上に、神様との関係を大切にしている。

 ❸永遠の命とは、単に天国へ行くことではなく、神様との関係の中に生きること。

「永遠の命とは、唯一の、まことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります。」

‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭17‬:‭3‬ 口語訳‬

③苦しみの中でも神様の愛を疑わなくなるため

 ❶ヨブは神様が敵になったように感じた。

 ❷しかし最後に分かったことは、神様はヨブを捨てていなかったということ。

 ❸私たちも苦しみの理由が分からない時がある。しかし神様の愛は変わらない。

「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。」

‭‭ローマ人への手紙‬ ‭8‬:‭28‬ 口語訳‬

④夫婦関係への適用

 ❶重要なのは、苦しい家庭か、苦しくない家庭か、ではない。

  ⑴苦しい家庭の中でも、夫が、妻がどのように行動しているかが大切。

 ❷重要なのは、どれだけセンスがあるか、どれだけいい事をしたか、ではない。

  ⑴夫と妻が、人格的な交流をしているかが大切。

 ❸重要なのは、どっちが正しいか、間違っているか、ではない。

  ⑴夫と妻がを、それぞれの愛を疑わない事が大切。

4。まとめ

エリフは完全な人物ではないが、重要な真理を語った。

②神様は苦しみから救い出すだけでなく、苦しみを通して救われるお方。

③苦しみの中でも、神様を疑わず、神様との人格的な交わりを求め続けよう。

④救いとは、イエスキリストを知ることにあります。

⑤苦しみの中で私たちは、「神様は何をされようとしておられますか」と祈りましょう。

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