20260614私たちは選ばれて特別になった。(エゼキエル16:3)

20260614韓国語礼拝

聖書:エゼキエル16:3

題目:私たちは選ばれて特別になった。

賛美:321、331

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会

「言え。主なる神はエルサレムにこう言われる、あなたの起り、あなたの生れはカナンびとの地である。あなたの父はアモリびと、あなたの母はヘテびとである。」

‭‭エゼキエル書‬ ‭16‬:‭3‬ 口語訳‬

1。聖人

①模範となる信仰者や殉教者を「聖人」として認定する制度

 ❶カトリックや正教会、プロテスタントの聖公会、ルーテル教会にある制度

 ❷教会が選ぶことによって聖人になるのではない。

 ❸神がすでに聖くされた人を教会が認定する。

 ❹目的は、模範となる聖人から学び、人々の信仰を深めるため。

②神格化問題

 ❶「あの人は特別だから神に選ばれた」という誤解が、キリスト教全体にある。

 ❷特定の人々を特別視し、自分も特別な人間として見られようとする傾向がある。

 ❸教会を大きくした宣教師、奇跡を経験した執事、説教が上手な牧師を特別扱いする。

 ❹しかし聖書は「特別」になろうとする私たちの考えに警鐘を鳴らしている。

2。本文解説

①「言え。主なる神はエルサレムにこう言われる」

 ❶神様が、エゼキエルに、次の内容をエルサレムに言うよう命令している。

 ❷イスラエルの民に直接ではなく、一心同体とも言えるエルサレムに対して。

 ❸エルサレムは神殿がある神聖な都で、尊ばれる聖地であると民は考えていた。

②「あなたの起こり、あなたの生まれはカナン人の地である」

 ❶聖なる都エルサレムの起源が、カナンの地であるということ。

 ❷カナンは、神様が滅亡を決めるほどに堕落した土地の象徴。

 ❸つまりエルサレムは元々聖なる存在ではなく、滅んで当然の存在に過ぎなかった。

③「あなたの父はアモリ人、あなたの母はヘテ人である」

 ❶エルサレムは元々イスラエルの民のものではなく、アモリ人とヘテ人のものである。

 ❷そしてアモリ人とヘテ人も、高慢で偶像礼拝を行うカナンの地の民族の代表である。

 ❸民族の分類の話ではなく、イスラエルの民もカナン人も元は同じような存在である。

④今日の御言葉が伝えていること

 ❶ エルサレムが神殿の町だからといって、特別だと考えてはいけない、ということ。

 ❷イスラエルの民は生まれながらの聖なる民ではない。

 ❸イスラエルの民は、特別だから選ばれたのではなく、選ばれたから特別になった。

⑤捨てられた女の子の赤ん坊の例え

 ❶死ぬはずだったその女の子は、神様の恵みで美しく成長し、神様と契約を結んだ。

 ❷しかし、その女の子は神様が与えた美しさを用いて、悪事を働いた。

 ❸そのため、神様は女の子に裁きを与えた。それは女の子が改心するため。

3。適用

①私たちは「特別だから選ばれた」のではない。

 ❶神様はなぜイスラエルを自分の民として選んだのか?

「主があなたがたを愛し、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの国民よりも数が多かったからではない。あなたがたはよろずの民のうち、もっとも数の少ないものであった。 ただ主があなたがたを愛し、またあなたがたの先祖に誓われた誓いを守ろうとして、主は強い手をもってあなたがたを導き出し、奴隷の家から、エジプトの王パロの手から、あがない出されたのである。」

‭‭申命記‬ ‭7‬:‭7‬-‭8‬ 口語訳‬

  ⑴私たちが満足する明確な答えを、神様は与えてくれない。

  ⑵しかし確実なのは、何かが優れていたからではない、ということ。

  ⑶選びの理由の答えは、人間側にはなく、神様側にある。

  ⑷アブラハムを選んだのも同じ理由である。アブラハムは元は偶像崇拝者だった。

 ❷イエスはなぜペテロたちを弟子として選んだのか?

  ⑴私たちなら、大祭司やパリサイ人、律法学者、ローマの有力者を選ぶだろう。

  ⑵しかしイエスは、漁師のペテロやヨハネ、取税人マタイ、熱心党シモンを選んだ。

  ⑶イエスは優秀だからという理由ではなく、恵みを示すという目的のために選んだ。

  ⑷イエスは「特別優秀だから」という理由では選ばない。

 ❸私たちが救いに選ばれたのも「特別だから」ではない。

  ⑴ 私たちは特別扱いされると嬉しい。そして自分が特別だと思いたい。

  ⑵しかし、もし能力や実績を見て「特別」を選ぶ神様なら、私たちは救われていない。

  ⑶もし「特別」を選ぶ神様なら、この教会には弁護士や医者、芸能人で溢れるはず。

  ⑷神様は「小さいもの」を選ぶことを好む。それは神の栄光が現れるため。

②私たちは「選ばれて特別になった」。

「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、 あなたをのろう者をわたしはのろう。 地のすべてのやからは、 あなたによって祝福される」。」

‭‭創世記‬ ‭12‬:‭2‬-‭3‬ 口語訳‬

 ❶神様がアブラハムを選んだ目的は?

  ⑴アブラハムの子孫であるイスラエルを通してすべての人々が祝福されるため。

  ⑵アブラハムは特別な使命のために呼ばれた。

  ⑶しかし子孫達は「特別だから選ばれた」と誤解し、使命を果たさなかった。

  ⑷だから、その使命を先に果たすため、私たち異邦人が選ばれた。

 ❷イエスがペテロたちを選んだ目的は?

  ⑴ペテロたちを通して人々が、イエスの復活を知り、信じて救われるため。

  ⑵そのためにイエスは3年半共にいて、復活後に傷を癒し、神の国を教えた。

  ⑶ペテロたちは敵のローマ人にも福音を述べ伝え、使命を果たした。

  ⑷そして、そのために必要な力が聖霊を通して与えられた。

 ❸私たちも「選ばれて特別になった」

  ⑴パウロ「誰でも自分を偉い者のように思ってはならない」(ローマ12:3)

  ⑵実際、神様が私たちを選んで救ったのは、私たちが特別だからではない。

  ⑶だから私たちは自信の根拠を、イスラエルの民のように自分に探してはいけない。

  ⑷「選ばれた」からこそ、使命の中で特別な存在として生きることができる。

③自分を特別だと誇らず、特別に変えられた恵みに感謝しよう。

 「いったい、あなたを偉くしているのは、だれなのか。あなたの持っているもので、もらっていないものがあるか。もしもらっているなら、なぜもらっていないもののように誇るのか。 あなたがたは、すでに満腹しているのだ。すでに富み栄えているのだ。わたしたちを差しおいて、王になっているのだ。ああ、王になっていてくれたらと思う。そうであったなら、わたしたちも、あなたがたと共に王になれたであろう。」

‭‭コリント人への第一の手紙‬ ‭4‬:‭7‬-‭8‬ 口語訳‬

 ❶パウロの主張

  ⑴私たちは誇れるものなど何も持っていないのだから誇るな。

  ⑵王様のように富んでいるのは、すべて主に与えられたものなのだから。

  ⑶しかしそれをわかっていないから自分を誇っている。

  ⑷だから王のような人生を送ることができなくなっている。

 ❷イエスが弟子達に求めたもの

  ⑴弟子達は宣教から帰ってきて、悪霊が自分に服従することを喜んだ。

  ⑵しかしイエスは、それを喜ばず、名が天に記されていることを喜べと言った。

  ⑶能力や成功ではなく、神様に受け入れられている事を喜びなさい、と教えている。

  ⑷神様のみを頼りとし、根拠とすることで、王であるイエスのように生きていける。

 ❸イスラエルの失敗は何か?

  ⑴神様ではなく、自分の美しさを頼みとし、根拠としたこと。

  ⑵イスラエルの美しさは、元々もっていたものではなく、神から与えられたもの。

  ⑶使命の中でその美しさを使わず、罪に使うから、神殿、都、国が取り上げられた。

  ⑷それは、神の民として再びやり直すため。

 ❹クリスチャンとしての生き方

  ⑴自分ができることを自慢せず、感謝しよう。

  ⑵隣人ができないことを責めず、哀れみを持って慰めよう。

  ⑶褒められても、形だけの謙遜ではなく、心から主のおかげだと告白しよう。

  ⑷私たちに与えられた全ては、誇るためではなく、使命に用いるためにある。

4。まとめ

①私たちは「特別だから選ばれた」のではなく「選ばれて特別になった」。

②私たちの特別さ、美しさ、力強さの源は自分ではなく神様にある。

③だから自分を特別だと誇らず、特別に変えられた恵みを忘れないで。

④そうすることで、私たちは使命を喜び、美しく、力強く生きていくことができる。

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