20260531役に立たないぶどうの枝(エゼキエル15:1-5)📺

20260531韓国語礼拝

聖書:エゼキエル15:1-5

題目:役に立たないぶどうの枝

賛美:446、202

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会

「主の言葉がわたしに臨んだ、 「人の子よ、ぶどうの木、森の木のうちにあるぶどうの枝は、ほかの木になんのまさる所があるか。 その木は何かを造るために用いられるか。また人はこれを用いて、器物を掛ける木釘を造るだろうか。 見よ、これは火に投げ入れられて燃える。火がその両端を焼いたとき、またその中ほどがこげたとき、それはなんの役に立つだろうか。 見よ、これは完全な時でも、なんの用をもなさない。まして火がこれを焼き、これをこがした時には、なんの役に立つだろうか。」

‭‭エゼキエル書‬ ‭15‬:‭1‬-‭5‬ 口語訳‬

1。コダック

①1888年創業の写真用フィルムメーカー

 ❶アメリカのフィルム市場の約90%を支配、世界でも圧倒的シェア

  ⑴世界初のロールフィルム、カラーフィルムを発売

  ⑵最大従業員14万人以上、世界中の家庭にコダック製品がある

  ⑶「コダックが無くなるはずがない」誰もがそう思っていた。

 ❷1975年、世界初のデジタルカメラを開発

  ⑴デジタル時代を予知していた企業

  ⑵しかし問題は、その未来を受け入れられなかったこと。

 ❸大成功したフィルムに執着

  ⑴「デジタル化するとフィルムが売れなくなる」

  ⑵「今の成功を壊したくない」

  ⑶「自分たちはこのままで大丈夫」

 ❹2012年に経営破綻

  ⑴デジタル化の波に乗り遅れた結果。

  ⑵見た目は立派だが、内側では時代とのズレが進んでいた。

  ⑶特別な地位に安心した結果、実を結ぶ事ができなかった。

2。背景:祝福としてのぶどう

①ヤコブの祝福

「彼はそのろばの子をぶどうの木につなぎ、 その雌ろばの子を良きぶどうの木につなぐ。 彼はその衣服をぶどう酒で洗い、 その着物をぶどうの汁で洗うであろう。」

‭‭創世記‬ ‭49‬:‭11‬ 口語訳‬ 

 ❶父ヤコブから息子ユダへの祝福の言葉。

 ❷ロバがぶどうを食べてしまうので、本来ぶどうの木にロバはつながない。

 ❸ぶどうの汁はシミになるので、本来ぶどうの汁は洗濯に使わない。

 ❹大切なぶどうがそれほど溢れるようになるという意味。

 ❺ぶどうは祝福の象徴として用いられた。

②イスラエルはぶどうの木

「あなたは、ぶどうの木をエジプトから携え出し、 もろもろの国民を追い出して、これを植えられました。」

‭‭詩篇‬ ‭80‬:‭8‬ 口語訳‬

 ❶イスラエルの民は自分達をぶどうの木や畑に例えた(イザヤ5章、エレミヤ2章)。

 ❷ヤコブの祝福の約束を元に、自分達をぶどうの木だと考えた。

 ❸しかし、実際は、農夫である神様の剪定を無視するようになった。

 ❹ぶどうは植物の中でも野生化しやすく、甘くて大きな実をたくさん結べなくなる。

 ❺イスラエルは事実、実を結べなくなり、他の木よりも価値がなくなった。

→今日のエゼキエルの言葉は、イスラエルの間違った思い込みを破壊する内容である。

3。本文解説

①無価値なぶどうの枝

 ❶森の中の木を集めても、ぶどうの枝ほど無価値なものはない(2)。

 ❷何かを作る材料どころか、何かをかける木釘にさえならない(3)。

 ❸燃やすのにも、役に立たない(4)

 ❹完全な状態でも役に立たないのがぶどうの木である(5)

 ❺ではいつ価値があるのか?実を結んだ時だけ。

②イスラエルの民

 ❶まさにこのような、他の民族よりも価値がない状態になってしまった。

 ❷実を結んでこそ意味があるのに、結ばずに価値がある者のように振る舞っている。

 ❸イスラエルは、何度も預言者を無視して、ぶどうの実を結ばなくなった。

 ❹空気を吐くことなしに吸い込む事ができない様に、剪定なしに実を結ぶのは不可能。

 ❺エゼキエルは、イスラエルが自ら価値のない存在にしたことを知らせた。

③神様の徹底的な裁き

 ❶裁きが来ないと考えるイスラエルの民に、徹底的な裁きが下ることを教えている。

 ❷ただし、能力の低さを責めているのではない。

 ❸剪定を受けず、神殿があるから、選ばれた民だから大丈夫という考えを責めている。

 ❹ぶどうの実りは、ぶどう自身が実らせるのではなく、農夫が実らせるものだから。

 ❺神の民が神の民として生きる当たり前のことをしていない自分勝手さが問題。

4。適用

①御霊の実りを求める信仰生活をしましょう

 ❶求めているのは、実績や肩書ではない

「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実をむすび、その実がいつまでも残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものはなんでも、父が与えて下さるためである。」

‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭15‬:‭16‬ 口語訳‬

  ⑴イスラエルは、「選ばれた民」「神殿がある」という肩書に安心していた。

  ⑵しかし神様が見ておられたのは、外側ではなく、実際に実を結んでいるか。

  ⑶長く教会に通っている、奉仕をしている、知識があることに安心してはいけない。

  ⑷神様とのつながりの中に生きることが大切。

  ⑸ただし、「実が少ないから神様に見捨てられた」という意味ではない。

  ⑹まだ小さな実でも、弱々しい実でも、主につながっているなら、神様は喜ぶ。

 ❷聖霊に従い、キリストの人格に近づくこと

「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、 柔和、自制であって、これらを否定する律法はない。」

‭‭ガラテヤ人への手紙‬ ‭5‬:‭22‬-‭23‬ 口語訳‬

  ⑴神様は、能力の高さだけを求めているのではない。

  ⑵むしろ、これらのキリストに似た実りを求めている。

  ⑶時には、「自分には御霊の実りがない」と落ち込むこともあります。

  ⑷けれども、果物が一日で成熟しないように、御霊の実りも時間をかけて育つ。

  ⑸神様は、未完成な私たちを見捨てず、聖霊によって少しずつ変えてくださる。

 ❸だから、常に神様の剪定を受けながら、イエスにつながり続けましょう

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる。わたしから離れては、あなたがたは何一つできないからである。」

‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭15‬:‭5‬ 口語訳‬

  ⑴ぶどうの枝は、自分で実を作れない。

  ⑵農夫が世話をし、剪定し、木につながっている時に、実が育つ。

  ⑶神様の剪定は痛みを伴うが、捨てるためではなく、豊かな実を結ばせるため。

  ⑷だから、今の痛みや苦しみに慌てる必要はない。

  ⑸大切なのは実のあるなしを自分で裁く事ではなく、主につながり続けること。

→神様は、キリストにつながる者を決して放っておかず、必ず御霊の実りを育ててくださる。

4。まとめ

①皆さん、今日の御言葉を通して、私たちは何を聞いたでしょうか。

 ❶ぶどうの枝は、実を結ばなければ価値がないと言われました。

②では、神様は私たちに何を求めておられるのでしょうか。

 ❶肩書でしょうか。知識でしょうか。長い信仰歴でしょうか。違います。

 ❷神様が求めておられるのは、キリストにつながり、御霊の実を結ぶことです。

③では、どうすれば実を結べるのでしょうか。

 ❶自分の力でしょうか。努力だけでしょうか。違います。

 ❷ぶどうの枝が木につながっていなければ実を結べないように、

  私たちもイエス様につながり続ける時に、神様が実を育ててくださいます。

④今、もし剪定のような痛みや苦しみがあったとしても、

 それは見捨てられたしるしではありません。

 ❶神様は、さらに豊かな実を結ばせるために、私たちを整えておられるのです。

 ❷だから今日も、「私はどれだけできるか」ではなく、

  「私は主につながっているだろうか」と問いながら、

  御霊の実りを求めて歩んでいきましょう。

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