20260401弟子の裏切り(ルカ22:47-48)📺
20260401特別早天祈祷会
聖書:ルカ22:47-48
題目:弟子の裏切り
賛美:148、150
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
「イエスがまだそう言っておられるうちに、そこに群衆が現れ、十二弟子のひとりでユダという者が先頭に立って、イエスに接吻しようとして近づいてきた。 そこでイエスは言われた、「ユダ、あなたは接吻をもって人の子を裏切るのか」。」
ルカによる福音書 22:47-48 口語訳
1。本文解説
①「まだそう言っておられるうちに」(47節)
❶イエスが祈り終えた直後。
❷苦しみの中で御心を受け入れた、その瞬間に裏切りが来た。
❸覚悟した直後に、現実の痛みが襲う
②「十二弟子の一人でユダ」(47節)
❶遠い的ではなく最も近い存在が裏切ってやってくる。
❷共に食べ、共に歩き、同じ使命を持ったユダである。
❸何度も愛を持って、悔い改める機会を与えたのに、裏切ってやってきた。
③裏切りのつらさ
❶裏切りはかけがえのない「信頼」が壊れる痛みがある。
❷「時間」をかけて築いたのに一瞬で失う苦しみがある。
❸安心して寄りかかっていた分だけ、急に失うと、自分へのダメージが大きい。
④「ユダが先頭に立って」(47節)
❶道案内をするためにユダが立つ必要がある。
❷しかし敵のローマ兵ではなく、味方のユダが先頭であることに衝撃を覚える。
❸積極的な裏切りである。
⑤「イエスに接吻しようとして近づいてきた」(47節)
❶本来は愛の表現であるが、暗闇の中でイエスが誰かを知らせるために利用した。
❷愛の手段を裏切りの手段に用いた=愛を踏みにじる行い。
❸ユダは物理的に近づいたが、心はとても遠く離れてしまった。
⑥「ユダ」(48節)
❶名前を呼ぶ=関係を繋ぎ止めるため
❷裏切りを止めようとする、最後の呼びかけである。
❸明らかな裏切りの前でも、愛を持って呼びかけている。
⑦「あなたは接吻をもって人の子を裏切るのか」(48節)
❶断定の言葉ではなく選択を迫る言葉である。
❷愛する方法で裏切るその行いが、ユダの本心なのか聞いている。
❸イエスは最後の最後で、叫んだり拒絶せず、静かに止めようとした。
⑧裏切りの完成
❶それでもユダはやめなかった。
❷傷つきながらも呼びかけるイエスの愛に最後まで答えなかった。
❸どうすることもできない、愛が拒絶される痛みをイエスは経験した。
2。適用
①イエスは裏切られる苦しさを知っている。
❶私たちも裏切られる経験をした。
⑴信頼していた人、愛していた人に傷つけられた。
⑵騙された思いはなかなか消えない。
⑶信頼が壊れ、関係が壊れ、自分が壊れるから。
❷イエスはその痛みを知っている。
⑴愛した弟子に裏切られた。
⑵最後まで何度も呼びかけたのに、聞いてもらえなかった。
⑶信頼が壊れ、関係が壊れ、自分を否定された。
②しかし、愛をもって、神様に身を委ねた。
❶イエスは止める愛を持っていた。
⑴私たちが間違った道に進む時、主は無言ではない。
⑵愛をもって、声をかけ続ける。
⑶汚い言葉で罵るような方ではない。
❷苦しみの中でも神様に任せるお方である。
⑴苦しみの中で、イエスは争うことも、逃げることもしなかった。
⑵普通なら、愛を偽った裏切り行為に、怒りが大爆発してもおかしくない。
⑶イエスは、愛をもってユダに接し、神様の道に従った。
4.まとめ
①ユダの裏切りは、冷たい裏切りではなく、愛の中で起こった裏切りである。
②だからこそ最も痛い出来事である。
③しかしイエスはそれでもユダを止めようとした。
④そして自分を神様に任せながらも、愛を注いだ。
⑤イエスは裏切られる苦しさを知っている。そしてその中でも神様に身を任せ、ユダにも愛を注いだ方であるということを忘れないでください。

