20260704アリマタヤのヨセフ―隠れた弟子から勇敢な弟子へ(ヨハネ19:38-42)
20260704土曜祈祷会
聖書:ヨハネ19:38-42
題目:アリマタヤのヨセフ―隠れた弟子から勇敢な弟子へ
賛美:304
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
「そののち、ユダヤ人をはばかって、ひそかにイエスの弟子となったアリマタヤのヨセフという人が、イエスの死体を取りおろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトはそれを許したので、彼はイエスの死体を取りおろしに行った。 また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とをまぜたものを百斤ほど持ってきた。 彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた。 イエスが十字架にかけられた所には、一つの園があり、そこにはまだだれも葬られたことのない新しい墓があった。 その日はユダヤ人の準備の日であったので、その墓が近くにあったため、イエスをそこに納めた。」
ヨハネによる福音書 19:38-42 口語訳
1。アリマタヤのヨセフ
① アリマタヤのヨセフとは?
❶アリマタヤはユダヤ地方にある地域(詳細な場所は不明)。
❷ヨセフは、社会的成功者・宗教的指導者・政治的影響力を持つ人物
⑴裕福な人(マタイ27:57)
⑵議員(サンへドリン)(マルコ15:43)
⑶善良で正しい人(ルカ23:50)
⑷神の国を待ち望む人(マルコ15:43)
❸正義感がある
⑴イエスの処刑に同意しなかった(ルカ23:51)
2。本文解説
①隠れた弟子であった(38節)
❶イエスを信じていたが、公にはしなかった。
❷地位や名誉、人間関係を失う事を恐れていたから。
❸神様よりも人を恐れていた。
②十字架が彼を変えた(38節)
❶イエスが十字架で死んだ時、弟子たちは逃げたが、ヨセフは前に出てきた。
❷イエスの遺体の引き取りを願い出た。
❸これはイエスにつくことを公にする危険な行為で、本来あり得ない。
③自分の所有を献げた(41–42節)
❶マタイは「自分の新しい墓」と記している。高価な墓である。
❷余ったものではなく、最も価値あるものを主にささげた。
❸ローマの百卒長は、十字架の先にあるイエスの従順を見て、言葉で信仰告白をした。
❹ヨセフも、十字架の先にある何かを見て、行動で信仰告白をした。
④ヨセフは何を見たのか?
❶正義感のあるヨセフが、新しいお墓をイエスのために用意したことがポイント。
❷十字架刑を受けた受刑者は通常、ずさんに扱われ捨てられる。
❸しかしヨセフはそれが正しくないと感じた。
❹十字架の中にあるイエスの義を見て、抑えられていた自分の「義への心」が出てきた。
3。適用
①十字架は、隠れていた私たちを表に出す
❶ヨセフは十字架を見る前から弟子だったが、人々を恐れて隠れていた。
❷しかし十字架の上にあるイエスの正しさを見て、表に出てきた。
❸そして、イエスを墓に埋葬するという重要な役割を果たした。
❹信仰を持っていても、人の評価・地位・関係・損得の前で隠れてしまうことがある。
❺しかし、十字架の上のイエスを見ることで、私たちは表に出てくるようになる。
⑴ローマの百卒長はイエスの従順を見て、イエスを神の子として認めた。
⑵マグダラのマリヤたちはイエスの愛を見て、お墓に向かった。
⑶アリマタヤのヨセフはイエスの義を見て、人前に出てきた。
❻恐れは私たちを隠そうとし、十字架のイエスは私たちを表に出させる。
②十字架のイエスを見つめよう。
「それでは、これらの事について、なんと言おうか。もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。 ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないことがあろうか。」
ローマ人への手紙 8:31-32 口語訳
❶十字架は当時最も恐ろしい極刑の一つ。見たくもないもの。
❷しかし、十字架のイエスには、神様の愛や義、主権がある。
❸私たちは十字架のイエスを知ることで、この世の恐れを打ち破ることができる。
❹十字架しか見えない時は、ヨセフのように恐怖に包まれる。
❺しかし、十字架のイエスにあるものが見えるようになった時、
ヨセフのように大胆になることができる。
4.まとめ
①アリマタヤのヨセフの大胆さは、最初からではなかった。
②しかし、十字架のイエスを通して、隠れた弟子が、勇敢な弟子に変えられた。
③十字架のイエスを見て、アリマタヤのヨセフのように変えられましょう。
④恐れを打ち破る答えは、十字架のイエスにある。


