20260705親ではなくその人自身を見る神様(エゼキエル18:20-22)📺
20260705韓国語礼拝
聖書:エゼキエル18:20-22
題目:親ではなくその人自身を見る神様
賛美:280、288
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
「罪を犯す魂は死ぬ。子は父の悪を負わない。父は子の悪を負わない。義人の義はその人に帰し、悪人の悪はその人に帰する。 しかし、悪人がもしその行ったもろもろの罪を離れ、わたしのすべての定めを守り、公道と正義とを行うならば、彼は必ず生きる。死ぬことはない。 その犯したもろもろのとがは、彼に対して覚えられない。彼はそのなした正しい事のために生きる。」
エゼキエル書 18:20-22 口語訳
1。エルサレムのことわざ
①人々「父たちが酢いぶどうを食べたので子どもの歯が浮く」(18:2)
❶「親が悪いことをしたせいで、子どもが苦しんでいる」という意味
❷バビロン捕囚に対して「私たちは悪くないのに、親の罪のせいで
こんな目に遭っている」と考えていた。
❸聖書にも書いてある「父の罪を子に報いて、三、四代に及ぼす」(出エジプト20:5)
❹だから「やはり親の罪で子どもが罰を受けるのだ」と考え、このことわざを用いた。
②神様「あなた方は再びイスラエルでこのことわざを用いることはない」(18:3)
❶そのような言い訳は通用しなくなると、そのことわざを退けた。
❷エレミヤ31章でも預言していたが、それが適用されるようになった。
❸責任転嫁のための言葉に過ぎず、人を絶望させる危険性があるから。
❹人生や救いが親で決まるなら、悔い改めも神様も意味がなくなる。
2。本文解説
①20節「罪を犯す魂は死ぬ。子は父の悪を負わない。父はこの悪を負わない」
❶責任は受け継がれない。自分の人生は親で決まらない。
❷確かに、親の影響は受ける。
⑴親が借金を残せば、子どもは苦労する。
⑵親が信仰を持っていれば、子どもは聖書を聞く機会が多くなる。
⑶逆に信仰のない家庭なら、その機会は少ないかもしれない。
❸しかし、それは影響であって、責任ではない。
❹バビロン捕囚も同じ
⑴捕囚は親の世代の罪によって始まった。その影響を子供達は受けている。
⑵しかし、「親の罪の罰」を代わりに受けているのではない。
⑶捕囚という環境を受け継いだだけ。
❺神様は「あなたが今どのような環境にいるか」を問わず、
「あなた自身がどう生きるか」を問う。
❻人は環境を見る。しかし神は環境以上に、人を見る。
②21節「悪人がもし…罪を離れ…私の全ての定めを守る…ならば…必ず生きる」
❶悔い改める者には希望がある。
❷人はよく「自分の生まれの環境に問題があったから」という。
❸確かに環境は人生に大きな影響を与える。
❹しかし神様は、その環境よりも、その人の今日の決断を見る。
❺今まで神様に背を向けて歩いていた人が、神様の方へ向きを変えること。
❻神様は「あなたの親がどうだったか」ではなく「あなたが今日わたしに立ち返るか」
を見ている。
⑴結婚相手を選ぶ時親を見る。しかし、結婚は親ではなく相手本人とするもの。
⑵相手の親のせいで、結婚すれば苦労するかもしれない。
⑶しかし、結婚で重要なのは、お互い愛し合えるかどうか。
⑷信仰も同じ。神様はあなたの家庭環境を見るのではなくあなた自身を見る。
③22節「その犯した諸々の咎は…覚えられない…彼は…正しい事のために生きる」
❶神は過去よりも今を見る…
❷人は過去を忘れない「あの人は昔こうだった。」
❸確かに人は人の力では変わらない。
❹しかし神様は、改めた者に対して「その罪は覚えない」と言う。
❺私たちは過去に縛られ、家庭環境に縛られ、様々なものに縛られる。
❻しかし神は、その人の今を見る。
⑴だから、悪い家庭に生まれた人にも希望がある。
⑵失敗ばかりしてきた人にも希望がある。
⑶なぜなら神は、環境を見るお方ではなく、人を見るお方だから。
④解説のまとめ
❶親の影響は受けても、罪の責任は受け継がない。
❷どんな人にも悔い改めて生きる道が開かれている。
❸神は過去ではなく、今のあなたをご覧になる。
❹だから神様は、バビロン捕囚の民にも、「もう遅い」とは言わなかった。
❺むしろ「悔い改めて、生きよ」といった。
❻神は過去や今の環境ではなく、今のその人自身をご覧になる
3。適用
①人は原因を探す。しかし神は救いの道を示される
❶エゼキエルの時代から約600年後、同じような考え方がまだ残っていた。
⑴イエスが歩いていた時、生まれつき目の見えない人がいた。
⑵弟子たちは「先生、この人が生まれつき目が見えないのは、
だれが罪を犯したからですか。この人ですか。それとも両親ですか。」
⑶弟子達も「今の苦しみは誰かの罪の罰なのではないか」と考えていた。
⑷しかしイエスは「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。
神のわざがこの人に現れるためです。」と答えた。
❷人は「誰が、何が悪いのか」という議論を始めたがる。
⑴「親が悪かった。」「家庭環境が悪かった。」「時代が悪かった。」「あの人のせいだ。」
⑵しかしイエスは答えず、「これから神様が何をするのか」に目を向けさせた。
⑶これはエゼキエル18章と同じ。
⑷神様は「あなたは親の罪で滅びる」とは言わない。
⑸「あなたは今、わたしに立ち返り、生きなさい」と言われる。
❸みんな違った環境で生まれる。
⑴ある人は信仰深い家庭で育った。
⑵ある人は神を知らない家庭で育った。
⑶ある人は豊かな家庭に生まれた。
⑷ある人は苦しい家庭に育った。
⑸しかし、その環境が私たちの永遠の運命を決めるのではない。
⑹人は環境を見る。しかし神は人を見る。
❹私たちは皆、自分の罪のために神の前では死ぬべき存在。
⑴「どれだけ罪を犯したら死ぬ」のではない。
⑵大きさや量に関わらず、一つの罪でも、神との関係は壊れてしまう。
⑶私たちは皆、罪という死に至る病を抱えている。
⑷そして、自らそれを癒すことはできない。
❺神様「新しい心と新しい霊を得よ」(18:31)
⑴この約束は、イエス・キリストによって完成した。
⑵十字架で私たちの罪を負い、復活によって新しい命を与えてくれた。
⑶私たちは、自分の力で新しい人になるのではない。
⑷神様が与えてくださる新しい心と新しい霊を、信仰によって受け取るだけ。
⑸プレゼントは、差し出されても受け取らなければ自分のものにはならない。
⑹神は今も、救いという最高の贈り物を私たちに差し出している。
⑺それは、「あなたを生かしたい」という神様の愛のため。
⑻親がどうだったかではない。今どんな環境にいるかでもない。
⑼『あなたは、わたしのもとへ立ち返るか。』これを神様は見ている。
4。まとめ
①神様はどのようなお方?
❶イスラエルの民は「父たちが酸いぶどうを食べたので、子どもの歯が浮く。」
ということわざによって、自分たちの人生を親のせいにしていた。
❷しかし神様は、そのことわざをやめるように命じた。
なぜなら、人は環境や過去によって永遠の運命が決まる存在ではないからです。
❸確かに、親の影響はある。
⑴親の信仰は子どもに影響を与え、親の罪も家庭や社会に影響を与える。
⑵バビロン捕囚も、親世代の罪の結果として起こった。
⑶しかし、それは環境を受け継いだのであって、罪の責任を受け継いだのではない。
⑷そしてその環境は変えることができる。
❹だから神様は、一人ひとりに向かって、「悔い改めて生きよ」と呼びかけている。
⑴神様が聖霊を私たちに与えようとしている。
⑵私たちはよく自分の過去や環境ばかり見てしまう。
「あの家庭に生まれていたら。」「もっと豊かな家だったら。」「親が違っていたら。」
⑶しかし神様は、私たちの家庭ではなく、私たちの心を見ている。
⑷過去や環境ばかり見ないで、聖霊を与える神様を見て欲しい。
⑸私たちの希望は聖霊にある。
「わたしは何人の死をも喜ばないのであると、主なる神は言われる。それゆえ、あなたがたは翻って生きよ」。」
エゼキエル書 18:32 口語訳
⑹悔い改めを求め、聖霊を与える神様の心を見てほしい。
⑺私たちに希望を与えるために十字架にかかったイエス・キリストを見てほしい。
⑻イエス・キリストを信じる者に、神様は新しい心と新しい霊を与える。
⑼どのような家庭に生まれたとしても、どのような過去を歩んできたとしても、
神様の救いの道は、今日も私たちの前に開かれていることを信じよう。

