20220723エサウとヤコブ(創世記25:21-28)

20220723土曜祈祷会・家庭礼拝

聖書:創世記25:21-28

題目:エサウとヤコブ

賛美:330番

説教:高曜翰 伝道師

場所:大阪中央教会・家庭

本日の御言葉では、イサクとリベカの信仰、そしてエサウとヤコブの違いを通して、神の選びと私たちの信仰の姿勢について学びます。


1.イサクとリベカの信仰

■ イサクの信仰

  • リベカに子どもが与えられず、悩みの中で主に祈り求めた(25:21)。
  • アブラハムの初期の失敗のように人間の知恵に頼らず、神に願った。

■ リベカの信仰

  • 胎内で子どもたちが激しくぶつかり合い、悩みの中で主に尋ねた(25:22)。
  • サラのように人間の知恵に頼らなかった。

■ 評価

  • 二人はアブラハムとサラの後期の成熟した信仰を受け継いでいた。
  • 悩みの中で「主に尋ね、主に願う」姿勢を私たちも忘れてはいけない。

2.神様の答え(25:23)

神はリベカに二つの重要な答えを示されました。

■ 「二つの国民が胎内にある」

  • 子どもが“二人”であることそのものに神の計画がある。
  • ここには神の壮大な救済計画が隠されている。

■ 「兄は弟に仕える」

  • 通常とは逆の秩序。
  • 人間の常識ではなく、神の主権による選びが働いている。

■ 「わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ」(ローマ9:13)

  • 感情の話ではなく、“長子の権利”の付与に関わる神のご計画。
  • ノアやエノクは義ゆえに選ばれたように見えるが、
     アブラハムもイサクも、そしてヤコブも、行いではなく神の選びによる。
  • エサウが悪を行う前から、ヤコブはすでに選ばれていた。

→ この選びには、神の絶対的主権が明確に表れている。


3.エサウとヤコブの理解

■ 世間的な理解

  • エサウ…巧みな狩猟者、野の人 → 英雄的・男らしい → イサクが愛した。
  • ヤコブ…穏やかで天幕に住む → 気弱・母に依存 → リベカが愛した。

これは一般的イメージであり、聖書的理解とは異なる。


■ 聖書に基づくエサウの姿

  • 「巧みな猟師(ツゥアイッド)」は否定的な意味を持ち、ニムロデと同じ語。
  • 「野の人」=家族・契約の外で生きる道を自ら選んだ。
  • 「不品行で俗悪な者」(ヘブル12:16)。
    → 神の祝福を軽視し、結果として失ってしまった。

■ 聖書に基づくヤコブの姿

  • 「穏やか(ターム)」=肯定的な意味。「完全」「まっすぐ」を表し、ヨブと同じ表現。
  • 「天幕に住む」=契約の内にとどまり、家族と共に信仰の道を選んだ。
  • アブラハムとイサクの後継者として羊飼いの務めを引き継いだ。

→ 神の祝福を重んじ、受け継ぐ者としてふさわしい姿勢であった。


4.イサクとリベカの信仰の変化

■ イサク

  • 「しかの肉が好きだったのでエサウを愛した」(25:28)。
  • 自分の好みでエサウを評価した。「Game in Mouth」=食を満たす者を好む。
  • 神の計画(ヤコブが選びの子)を忘れてしまっていた。

■ リベカ

  • 神が愛した者(ヤカブ)を愛した。
  • 神の計画を覚え、ヤコブを支え続けた。
  • この後の彼女の行動(祝福を受けさせる件)は信仰に基づくものであった。

5.見えるものと見えないもの(ヨハネ9:39)

  • イエスは盲人には見える目を与え、見えると思うパリサイ人の霊の目は閉ざされた。
  • 神の国では見えるものと見えないものの価値が逆転する。

■ 神の国の価値

  • この世ではエサウのように能力が高い人が評価される。
  • しかし神の国では、神との関係を第一にするヤコブのような人が評価される。

6.結論

■ イサクとリベカ

  • 子が生まれる前は信仰的に問題を神の前に持っていった。
  • しかし、子が生まれた後、イサクは霊的に弱り、神の計画を軽んじた。

■ エサウとヤコブ

  • エサウ:人々からは頼もしく見えるが、神の契約を軽視した。
  • ヤコブ:父イサクの信仰を受け継ぎ、神の契約を大切にした。

■ 私たち

  • 世のことに集中すると信仰が落ちる。
  • この世の価値観ではなく、神の考えを愛し、選び取って生きる者になろう。

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