20260419方法に依存する心(エゼキエル12:11-14)📺
20260419韓国語礼拝
聖書:エゼキエル12:11-14
題目:方法に依存する心
賛美:321、325
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
彼らのうちの君は、やみのうちにその荷物を肩に載せて出て行く。彼は壁に穴をあけて、そこから出て行く。彼は顔をおおって、自分の目でこの地を見ない。 わたしはわたしの網を彼の上に打ちかける。彼はわたしのわなにかかる。わたしは彼をカルデヤびとの地のバビロンに引いて行く。しかし彼はそれを見ないで、そこで死ぬであろう。 またすべて彼の周囲にいて彼を助ける者および彼の軍隊を、わたしは四方に散らし、つるぎを抜いてそのあとを追う。 わたしが彼らを諸国民の中に散らし、国々にまき散らすとき、彼らはわたしが主であることを知る。
エゼキエル書 12:11-14 口語訳
1。ダイエー
①成長
❶1957年、兵庫県神戸市の小さな薬局としてスタート。
❷1972年、小売り業の中で、百貨店を抜いて、売上高日本一になる。
❸1990年頃、全国400店舗を展開。
❹「安く大量に売る(薄利多売)」システムで急成長。高度経済成長期には最強モデル。
②没落
❶消費者ニーズが変化し、品質・ブランドが重視される時代へ。
❷ セブン&アイ・ホールディングスのコンビニ戦略。
❸イオンのショッピングセンター戦略(商品ではなく生活の場を提供)。
❹2015年、イオンに吸収されて消滅。
③問題点
❶借金経営の問題:借入で店舗拡大、しかしバブル崩壊で一気に負担増大。
❷それでも「とにかく安く売る」という成功モデルに依存。
❸問題は、手段である「システム」が目的になり、「守るもの」になってしまったこと。
❹会社の目的は本来「社会の役に立ち続けること」。目的を見失ってはいけない。
2。本文解説
①前回までのあらすじ(8−11章)
❶バビロンの地で、エゼキエルの前に長老たちが尋ねてきた。
❷エゼキエルは突然、幻の中で天使にエルサレムに連れて行かれた。
❸神殿で行われている罪と、神殿の崩壊を見せられた。
❹その後、長老たちに話をしたが、何の反応も得られなかった様子。
②今回の背景
❶そこで神様はエゼキエルに、ゼデキヤ王に関する預言を象徴的に行わせた。
❷エゼキエルは、荷物をまとめ、夜中に、壁に穴をあけて逃げる姿を見せた。
❸その翌日、神様はエゼキエルにその内容を人々に語るよう命令した。
③ゼデキヤ王:南ユダ王国最後の王(20代目)11年統治。
❶ヨシヤ王(16代目)の息子。
❷エホアハズ(17代)はゼデキヤの弟。民が立てたが3ヶ月でエジプトに連行。
❸エホヤキム(18代)はゼデキヤの兄。エジプトが立てたがバビロンに服従。11年統治。
❹エホヤキン(19代)はゼデキヤの甥。父から引き継いだが3ヶ月でバビロン捕囚。
④神の主権への反逆
❶バビロン派とエジプト派に国が分かれ、ゼデキヤはエレミヤに何度も相談。
❷エレミヤは一貫してエジプトに頼らずバビロンに服従しなさいと教えた。
❸情報も知恵も地位もあった。しかし、人を恐れ、人に頼った。神に従えなかった。
❹エレミヤ暗殺を止める力もなく、家臣たちに利用され民からも信頼されない王。
⑤ゼデキヤ王の最後
❶エジプトを頼りにバビロンに反逆し、その結果、エルサレムは陥落。
❷ゼデキヤは夜逃げするが、捕まる。
❸息子たちを目の前で殺され、両目をえぐられ、青銅の足枷をつけてバビロンへ。
❹その結果は、霊的な目だけでなく、肉体的な目までも失った。
⑥預言の整合性
❶夜に城壁の穴から逃亡(12)
「ユダの王ゼデキヤとすべての兵士たちはこれを見て逃げ、夜のうちに、王の庭園の道を通って、二つの城壁の間の門から町を出て、アラバの方へ行ったが、」
エレミヤ書 39:4 口語訳
❷捕えられる(11)
「カルデヤびとの軍勢はこれを追って、エリコの平地でゼデキヤに追いつき、これを捕えて、ハマテの地リブラにいるバビロンの王ネブカデレザルのもとに引いて行ったので、王はそこで彼の罪をさだめた。 バビロンの王はリブラで、ゼデキヤの子たちを彼の目の前で殺した。バビロンの王はまたユダのすべての貴族たちを殺した。」
エレミヤ書 39:5-6 口語訳
❸目をえぐられバビロンに連れて行かれる(11ー13)
「王はまたゼデキヤの目をつぶさせ、彼をバビロンに引いて行くために、鎖につないだ。」
エレミヤ書 39:7 口語訳
⑦預言の意味
❶バビロンによる破壊だが、神様自身が働いていることがわかる。
❷これまでのように王を交換するのではない。
❸王権制度が終わり、国家が終わるとしてのユダが終わることを表している。
❹しかし最終的な目的は罰ではなく、神を知ること。神の主権は終わらない(15)。
⑧預言の目的
❶なぜエルサレムではなく、バビロンにいるエゼキエルに預言させたのか?
❷王権制度というシステムに望みを抱く捕囚の民の持つ偽りの希望を打ち砕くため。
❸ゼデキヤ王の逃げる姿を通して、そのシステムに頼る心を打ち砕くため。
3。適用
①システム(やり方、制度)に依存する心を捨てましょう。
❶イスラエルの問題は、王権制度というシステムに安心を求めたこと。
⑴本来は王権制度というシステムではなく、神の主権に従うことが大切。
⑵神の主権に従う中で、王権制度というシステムは意味が出てくる。
※神殿も同様に、神の臨在があるから安心が与えられていた(8−11章)。
⑶神殿に頼り、王権制度に頼ったのは、神ではなく祝福を見ていた結果。
⑷問題は、神殿や王権制度という手段が目的になってしまったこと。
❷ゼデキヤは自分の王の立場を固執し、バビロンに反逆し、悲惨な最後を迎えた。
⑴捕囚1回目のダニエルや2回目のエゼキエルは神の主権に従って生きた。
⑵捕囚2回目のエホヤキン王は悪い王だったが、神の恵みで、高待遇を受けた。
⑶ならば王権制度を手放し、神の主権に従えば良かった。
❸システム(やり方、制度)ではなく、神の主権が大切。
⑴システムが悪いわけではない。
⑵しかし神殿も王権制度も、神の臨在と神の主権のための方法の一つにすぎない。
⑶これまでのシステム(やり方、制度)に依存する心がとても危険だということ。
②私たちは何に安心して従っていますか?
❶イエスは「見えるもの」ではなく「神ご自身」に目を向けるように語っている。
「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。」
マタイによる福音書 6:33 口語訳
⑴人は安心できる“形”を求めるが、イエスは「神の支配そのもの」を求めよと言った。
⑵つまり制度ではなく、神の支配に生きよということ。
⑶神の国の民はこの世の法則を中心に生きているのではない。
❷神様はエゼキエルを通して捕囚の民に語りかけている。
⑴ゼデキヤのように生きるのか?エゼキエルやダニエルのように生きるのか?
⑵ヨシュアのカナン戦争も、方法やシステムではなく神の主権に従って勝利した。
⑶イエスもこの世の制度ではなく、神の主権に従って、死に勝利した。
❸何に頼って安心していますか?
⑴これまでのシステム(やり方、制度)ですか?
⑵それとも神が今も支配しておられるという事実ですか?
4。まとめ
①エゼキエルのゼデキヤに関する預言は、バビロンにいる捕囚の民に、何のために語られましたか?
②神に頼らず王権制度というシステムに依存し、エルサレムは滅びないという偽りの希望を打ち砕くためです。
③聖書は、システムではなく、神の主権に従うことに、安心があることを教えています。
④システムに依存する心を捨てて、神の主権に従う人生を全うしましょう。

