20251127パウロの回心体験(使徒26:9-18)
20251127早天祈祷会
聖書:使徒26:9-18
題目:パウロの回心体験
賛美:284、285
説教:高曜翰 牧師
場所:大阪中央教会
【聖書朗読】(使徒の働き26章9〜18節)
「わたし自身も、以前には、ナザレ人イエスの名に逆らって反対の行動をすべきだと、思っていました。
そしてわたしは、それをエルサレムで敢行し、祭司長たちから権限を与えられて、多くの聖徒たちを獄に閉じ込め、彼らが殺される時には、それに賛成の意を表しました。
それから、いたるところの会堂で、しばしば彼らを罰して、無理やりに神をけがす言葉を言わせようとし、彼らに対してひどく荒れ狂い、ついに外国の町々にまで、迫害の手をのばすに至りました。
こうして、わたしは、祭司長たちから権限と委任とを受けて、ダマスコに行ったのですが、王よ、その途中、真昼に、光が天からさして来るのを見ました。
それは、太陽よりも、もっと光り輝いて、わたしと同行者たちとをめぐり照しました。
わたしたちはみな地に倒れましたが、その時ヘブル語でわたしにこう呼びかける声を聞きました。
『サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。とげのあるむちをければ、傷を負うだけである』。
そこで、わたしが『主よ、あなたはどなたですか』と尋ねると、主は言われた。
『わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
さあ、起きあがって、自分の足で立ちなさい。わたしがあなたに現れたのは、あなたがわたしに会った事と、あなたに現れて示そうとしている事とをあかしし、これを伝える務に、あなたを任じるためである。
わたしは、この国民と異邦人との中から、あなたを救い出し、あらためてあなたを彼らにつかわすが、
それは、彼らの目を開き、彼らをやみから光へ、悪魔の支配から神のみもとへ帰らせ、また、彼らが罪のゆるしを得、わたしを信じる信仰によって、聖別された人々に加わるためである』。」
【1.本文解説】
① パウロの過去
❶ パウロは自分の体験を語り始めた
(1)以前はナザレのイエスがメシアであると信じられず、強く敵対していた
(2)祭司長から権限を受け、多くの聖徒を牢に入れた
(3)死刑判決にも賛成票を投じた
(4)会堂でイエスを否定する言葉を強要し、国外にまで迫害を広げた
② ダマスコでの体験
❶ 天からの光
(1)太陽よりも明るい光が差し、同行者全員が倒れた
(2)パウロだけの体験ではなく、幻ではない
❷ 主の声
(1)パウロにだけヘブル語で語りかけられた
(2)「なぜ迫害するのか」という問いかけ
(3)「とげのあるむちをける」という表現は、権威に逆らうことを示す格言
❸ 霊的な意味
(1)牧者は棘のある棒で家畜を導く
(2)逆らえば自分が傷つく
(3)パウロにとって、クリスチャン迫害は自分自身を傷つける行為であった
③ 主からの召命(15〜18節)
❶ イエスご自身からの語りかけ
(1)この内容は、ダマスコ、アナニヤ、神殿での祈りの体験をまとめたもの
(2)パウロが異邦人に遣わされた使徒であることが強調されている
(3)異邦人の聴衆に向けた証言として語られている
④ パウロの使命
❶ 霊的な目を開くこと(啓示)
❷ 暗闇から光へ導くこと(救い)
❸ サタンの支配から神の支配へと移すこと(主権の転換)
【2.適用】
① 私たちが語るべきこと
私たちが語るべきなのは、イエスとの出会いです。
❶ パウロは自分の優秀さや正しさを語らなかった
❷ 人生を180度変えたイエス・キリストとの出会いを語った
❸ 同時に、その出会いによって与えられた使命と、生きる理由を語った
❹ 私たちは自分が何をしたかを語りたがるが、それは本質ではない
❺ 大切なのは、「イエスが自分に何をしてくださったか」である
② 証しの備え
❶ いつでも語れるように準備しておこう
(1)使徒9章:クリスチャンに向けた証言(ルカが記録)
(2)使徒22章:ユダヤ人への証言(神殿で)
(3)使徒26章:異邦人への証言(アグリッパ王の前)
❷ 状況が変わっても、中心は変わらない
それは「イエスが何をしてくださったか」である
【3.まとめ】
パウロは、自分を弁明する場においても、自分ではなくイエスがなさったことを語りました。
私たちもまた、自分の行いではなく、イエスが自分にしてくださったことを語る者となりましょう。
イエスがしてくださったことによって、私たちは今、キリストの人生を歩むことができています。

