20250426ヨナタン―契約に生きる愛(サムエル上18:1-4)

20250426土曜祈祷会

聖書:サムエル上18:1-4
人物:ヨナタン―契約に生きる愛

説教:高曜翰 副牧師

場所:大阪中央教会


1.ヨナタンとダビデの出会い

①心と心が結びついた出会い

ダビデがサウルと語り終えた時、ヨナタンの心はダビデの心に結びつきました。

ヨナタンは、ダビデがゴリアテを倒した出来事を聞き、彼に強く惹かれました。それは単なる勇敢さではなく、神様に完全に頼る信仰の姿を見たからです。

ヨナタン自身も、「大人数でも少人数でも、主が救うのに妨げとなるものは何もない」(サムエル上14:6)と信じており、その信仰がダビデと重なったのです。


②自分と同じように愛した友情

ヨナタンはダビデを、自分と同じほどに愛しました。

それは単なる好意ではなく、深い友情でした。しかもダビデは、本来であれば自分の王位を脅かす存在です。それにもかかわらず、ヨナタンは彼を受け入れ、愛しました。

さらにヨナタンは、父サウルがダビデを殺そうとしたとき、それを止めようとしました。そのため、父から命を狙われるほどの危険にさらされました。


③契約による関係

ヨナタンはダビデと契約を結び、自分の上着、鎧、兜、剣、弓、帯までも与えました。

契約とは、感情に左右される関係ではなく、約束を必ず守る関係です。ヨナタンが自分の装備を与えたことは、自分の立場、すなわち王位さえもダビデに委ねることを意味していました。

また彼は、逃亡生活を送るダビデのもとを訪ね、励まし続けました。そして「あなたこそイスラエルの王となり、私はあなたの次に立つ者となる」(サムエル上23:17)と語っています。


④ヨナタンの最期

ヨナタンはダビデと共に行動することなく、自分を嫌う父サウルと生涯を共にしました。

しかしダビデは彼の死を深く悲しみ、「あなたの愛は女の愛にもまさってすばらしかった」(サムエル下1:26)と告白しています。

ヨナタンは、距離が離れていても、また一方的に与えるだけの状況であっても、契約に基づいてダビデを愛し続けたのです。


2.イエス・キリストとの関係

①新しい契約としての愛

イエス・キリストは、私たちと新しい契約を結ばれました。

それは、私たちの罪をあがなうために死なれたことによって、私たちが死から解放され、永遠の命を受け継ぐための契約です。

イエスは感情的な愛ではなく、決して滅ぼしたくないという深い愛によって、私たちとこの契約を結ばれました。


②命を捨てるほどの愛

イエスは、十字架においてご自身の命を捨てられました。

「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」(ヨハネ15:13)とある通り、イエスの愛は究極の自己犠牲の愛です。

それは、私たちの身代わりとなるためであり、ご自身の持つすべてを与える愛でした。


3.まとめ

ヨナタンの愛は、契約に基づく愛であり、それは結婚の愛にも通じるものです。

それは感情や距離に左右されることのない愛であり、自分のすべてをささげることのできる愛です。

私たちもまた、このような契約の愛を理解し、歩んでいくことが求められています。​ 

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