20230305何のために生きるべきか?(伝道の書1:1-4,12:12-14)

20230305青年部礼拝

聖書:伝道の書1:1-4,12:12-14
題目:何のために生きるべきか?
賛美:そのめぐみだけ

説教:高曜翰 副牧師

場所:중앙성서교회


【導入】

私たちは何のために生きるべきでしょうか。伝道の書は、限りある世の中のものから人生の意味と目的を探すのではなく、永遠なる神様から人生の意味と目的を探すようにと語っています。

伝道の書は、ヘブル語で「コヘレト(集める者、集会を招集する人)」と呼ばれます。英語では「Ecclesiastes」です。無神論者やカルト集団が好んで引用する書物で、ヴォルテールなどもその一人です。

しかし伝道の書は、ソロモンが哲学者として、神様を人生の主として認めずに人生を探求した結果の書であり、神様抜きの人生がいかに虚しいかを示すために書かれました。
正しい部分もあれば、半分正しい部分、そして間違った結論も混ざっています。ですから注意して読む必要があります。


1.ソロモンの実験(スライド2)

ソロモンは、誰よりも知恵があり、富があり、名声がありました。その彼が人生の意味を求めて次の領域において実験しました。

  • 科学
  • 知恵
  • 哲学
  • 快楽
  • 物質主義
  • 運命論
  • 利己主義
  • 宗教
  • 道徳

これらすべてを「太陽の下(해 아래에서 / Under the Sun)」で追求しました。
つまり、死後の世界・天国・復活を考えず、この世がすべてであるという前提で人生を探求したのです。

その結果――**すべては虚しかった(허무하다)**と結論づけました。


2.人生とは何か?

①人生は虚しい(スライド3)

伝道の書1:2
「空の空、空の空、いっさいは空である」

ヘブル語の「ヘベル(הֶבֶל)」は、息、蒸気、煙のことです。
寒い時の白い吐息のように、目に見えても掴めず、すぐ消えてしまう

人生は存在しているのに掴めない――矛盾(모순)した存在です。


②理由1:すべての物は必ず終わる

  • 目に見えるもの
    子どもも動物も必ず死にます。努力して作ったものも朽ちます。
  • 目に見えないもの
    次の世代に引き継いでも、自分のことは誰も覚えていません。
    「母の苦労子知らず」という言葉の通りです。
    会社を辞めても、誰も特に困らないようなものです。

③理由2:いつも同じことの繰り返しである

  • 生産性がない
  • 寝て起きる、空腹になれば食べる、髪が伸びれば切る、服が汚れれば洗う
  • どれだけ多くの人が生きて死んでも、地も太陽も海も変わりません
    (昔住んでいた家の跡地に行ったら道だけが残っているようなもの)

④理由3:進歩(진보)がない

  • 太陽の下に新しいものはなく、昔からあったものばかり
  • 革新的なアイデアが出ても、結局は消える
  • 科学技術が進んでも、世の中は本当に良くなっているとは言えない
    (昔は父親1人の収入で家族を養えた)

一見、人間は偉大なものを作り、進歩しているように見えます。
しかし――本質的には何も変わっていない
人生は豊かにはならないのです。


3.この世に正義はあるか?

①真面目に正しく生きても、必ずしも良い結果にはならない

  • 正しく生きればうまくいくこともある
  • しかし、必ずしも因果関係はない
  • 善人にも悪人にも悲劇は起こる
  • 人の人生は「時(시기)と偶然(우연)」に左右される

②この世では「お金」が正義になっている

  • 花王のトラックを写さないテレビ
  • 統一教会を写さないテレビ
  • メディアや大企業を通さない橋下大阪市長、トランプ大統領の例

③この世の現実

  • 知恵があっても豊かになれるとは限らない
  • 力ある者が食に困らないとも限らない
  • 神様を信じていても悪いことは起こる

④正しく生きても、結局みんな死ぬ

  • 人間も動物も同じく、ちりに帰る
  • 知恵者も信者も善人もみんな死ぬ
  • 人は自分の人生すらコントロールできない

4.では、人はなぜ生きるのか?(スライド6)

①人生に意味は無いのか?

  • 人生を完全にコントロールすることはできない
    例:アインシュタインのセックス中毒、
       マリリン・モンローの薬物中毒
  • 正しく生きても、良いことだけが返ってくるわけではない
  • 神様を信じても、すべての問題が保証されるわけではない

②ソロモンの結論

  1. 人生はヘベルである――これを受け入れること
  2. 神様を人生の主として認めること
    • 良いことも悪いことも神様からの贈り物
    • 神様は公平な裁き主であり、ソロモンはここに慰めを得た
  3. 神様から与えられたもので人生を楽しむこと
    • 人の本質は依存的で即興的
    • だからこそ、自分ではなく神様を基礎に置くべき
    • 「神を恐れ、神の命令を守れ」とソロモンは結論づけている

5.神の命令とは?

①イエスの教え(マタイ22:37–40)(スライド7)

  1. 心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして神を愛しなさい
  2. 隣人を自分のように愛しなさい
    • 神なしの愛は移ろいやすい
  3. JOY(Jesus → Others → Yourself)(スライド8)
    • この順番を守るところに喜びがある

②人間の目的

  • 人間は神とその名のために造られた
  • 目的から外れては平安は得られない
    (金槌代わりに使われるリモコン、陸に上がった魚のよう)
  • 神を認め、自分の主人であると認めよう
    • 死を解決できるのは神だけ
    • 神が存在するから、人生に意味・目的・希望がある
    • 復活があるから、人生に真の希望がある
    • 人生の最終的な意味と目的はキリストにある

6.結論

  1. 人生はヘベルである
    一見よいものに見えても、すべては蒸気のように消える。
  2. それを認めて生きることが必要
    無理に何かを掴もうとしない。
  3. 神様を認め、神様の望む通りに生きよう
    それこそが、ヘベルな人生において
    唯一、意味を見つけられる方法である。

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