20230129ノア契約に見る神の愛(創世記9:1-17)

20230129早天祈祷会

聖書:創世記9:1-17
題目:ノア契約に見る神の愛
賛美:251

説教:高曜翰 副牧師

場所:중앙성서교회


1.神様がノアと結んだ契約によって変わった3つのこと

① すべての動物が人を恐れるようになった(9:2)

神様はノアに対して、アダムと同じ「生めよ、増えよ、地に満ちよ」という言葉を与えられました(9:1)。
これにより、ノアもアダムと同じく“人類の代表”となりました。

ただし、アダムに与えられた「地を従えよ」(創世記1:28)という言葉はここではありません。
人が罪を犯した結果、地の支配権がサタンに渡り、人間は地を完全に支配できなくなったためです。

動物が人を恐れるようになった理由としては以下が考えられます。

  • 人間が動物に襲われないようにするため
  • 人間の乱獲によって動物が絶滅しないようにするため

1975年には年間約1,000種類の生物が絶滅していたのに対し、2022年には約40,000種類が絶滅したと言われています。
人間が地上を上手に管理できるように、神様が恐れを与えたと考えられます。


② 肉食が許可された(9:3)

それまでは人も動物も植物しか食べておらず、すべて草食であったと考えられます。
しかし、洪水後は「全ての動物を食べてよい」と神様は許可されました。

理由としては、

  • 洪水後の地球環境が変化し、動物から取れる栄養が必要になった
  • ただの菜食では健康を維持できない

といったことが考えられます。

日本の2018年の屠殺数は、

  • 牛 3,200頭/日
  • 豚 45,000頭/日
  • 鳥 175万羽/日

世界では鶏肉が約9,800万トン消費され、約370億羽に相当します。

「動物を殺して食べるのは悪い」という声がありますが、
聖書の観点では肉食は神様が与えられた恵みです。

※ただし「血を食べてはならない」(9:4)

  • 生肉をそのまま食べること
  • 血を飲むこと

はノア契約の段階では禁止されていました。

モーセ律法でも血は祭壇に注ぎ、神のものとされました。
動物も人も神様が主であり、血は命であることを示すためです。

新約時代、イエスによって律法は完成しました。

  • 食べ物によって人は汚れない(マタイ15:11)
  • イエスはすべての食べ物を清いとされた(マルコ7:19)

したがって、今日私たちは
レアステーキを食べても良い。
ただし、ノアの時代は禁じられていました。


③ 人の血を流す者は、人によって血を流される(9:6)

これは死刑制度が神によって認められたことを意味します。

目的は復讐ではなく、社会秩序を守るためです。
また、人は神の形に造られた存在であり、その命は動物よりも重いのです。

「動物も家族と同じ」という現代的価値観には注意が必要です。
聖書は人と動物を明確に区別します。

死刑をめぐる議論は世の中にありますが、聖書的には

  • 犯罪の数が増えるか減るかの問題ではなく
  • 犯した罪に対する正当な罰

として理解するべきものです。


2.神様の約束 ― 虹が契約のしるし

① 神様が虹を見て約束を思い起こされる

  • 神様は「もう二度と洪水で地上を滅ぼさない」と約束されました。
  • そのしるしがです。
  • 洪水以前には虹がなかったと考えられます。

もし洪水が部分的な地域だけだったなら、
今でも各地で洪水が起き続けているため、神様は嘘つきになってしまいます。

したがって、洪水は世界規模であったと理解できます。
そして、次に全地が滅ぼされるときは、水ではなく火によってです。


3.ノア契約からわかること

① 神様が与えた3つの変化

  1. 動物が人を恐れるようになった
  2. 肉食が許された
  3. 死刑制度が認められた

② 見えてくる真理

  • これらはすべて、人間が神様に特別に愛されている存在であることを示しています。
  • 神様は旧約の時代も新約の時代も、
     契約を通して人を守り、愛を示してこられました。

「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛された」(ヨハネ3:16)

今日の御言葉から、
神様の契約はすべて、 愛する私たちのために与えられた恵みであることがわかります。

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